太陽光発電シリーズ3 ポータブル電源の選び方

ここまで色々と調べていく中で家に後付けの太陽光発電システムは駐車場の屋根に付けるとか庭に置くとかしない限り経済的に現実的ではない事がわかってきました。また今、廃棄太陽光パネルが社会問題化してきており今後より厳しい規程や廃棄のための自己負担が増していく事も予想され、大規模なシステム導入は益々ハードルが高くなっていくと思います。
という事で結論としてとりあえずポータブル電源から始めましょう、という結論になりました。そこでポータブル電源を選ぶ基準をまとめてみました。
ここでは一例として売れ筋の商品のAmazonでの表記をコピーしてみます。
AFERIY P210 ポータブル電源 大容量 ポータブルバッテリー 1.5時間満充電 2048Wh/640000mAh リン酸鉄リチウム UPS機能 AC 2400W (瞬間4800W)/DC/USB/XT60出力 16台機器同時充電 家庭アウトドア両用 節電 停電対策 防災推奨 純正弦波 MPPT制御 LEDライト 車中泊 キャンプ 長寿命 静音設計 AC100V 50Hz/60Hz
ポイント1 容量つまり貯められる総電力量
2048Whと書いてある所。mAhは無視。モバイルバッテリーは慣習的にこれで表記されていますが何Vかで総容量は変わってきます。よくある20000mAhは数十Wh程度のはずです。どれくらいが最適かは身も蓋もありませんが用途次第です。大きければ大きい程余裕があるのは当然ですがその分重く高額になります。ちょっとした家電、たとえば湯沸かしポット、電子レンジ、炊飯器程度であれば1000Whくらいでも良いかもしれません。2025年10月の時点では2000Whがコストパフォーマンス、実用性も踏まえてベストバイだと思っています。後で出てくる出力W数とも関係ありますが2000Whの容量なら1000Wの器具を計算上2時間使える事になります。実際にはもっと短くなりますが。
ポイント2 AC出力W数
使える器具のW数になります。気をつけなければいけないのは同時に使用すると加算される訳です。普段家電のW数はあまり気にしていないと思いますが結構高いW数の物はあります。例えば電子レンジは1000W位、ヘアードライヤーも1000W以上、電熱器、エアコンなど動かそうとするとやはり平気で1000W以上になります。なので大きければ大きい程良い訳ですが常識的に2000W程度あれば充分実用的だと思います。また家電には起動電力という特にモーターなどの動き始めに大電力を要求される事があるのでそれらに対応できるように瞬間の電力、ここでは4800Wとなっています。実際には定格以上の電力が出る訳は無いので実際には電圧を下げて電流量を増やして擬似的にW数を上げているだけなので器具によっては動かない場合もあるわけです。
その他のポイント
その他の項目は付加価値なので大小差はありますが旧型の物でなければあまり気にしなくて良いと思います。あえて気にするなら充電にかかる時間やソーラーからの入力電圧でしょう。ソーラーパネルからの電圧が高すぎると充電できない事もあり対応できる電圧は高いにこした事はありません。またメーカーとしては日本のメーカーの物はやはり小容量で高い傾向があるので自然と中国メーカーを選ばざるを得ないのですがその中でも大手と聞いた事の無いメーカーがあったりします。YouTubeでは聞いた事の無いメーカーの物は容量詐欺的な物もあるようで口コミや動画などよく調べてから購入するのが良いでしょう。
今日のまとめ
1. ポータブル電源からはじめてみよう
2. 容量は2000Whがおすすめ
3. 中国メーカーの大手を調べてみよう